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経済交渉にみた本物の交渉力

各国の利害がぶつかる「経済交渉」の舞台裏とは

榊原英資(著)

新書判/280ページ
2014年12月05日発売/ISBN978-4-434-19938-7
発行:詩想社/発売:星雲社
定価:本体900円+税(品切れ中)

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内容紹介

交渉官として数々の国際会議に参加経験がある著者が、
各国の利害がぶつかる経済交渉の最前線を明かす。


日米円ドル協議、プラザ合意、日米構造協議、日米包括協議、
AMF構想、そしてTPP交渉……

「外圧」と対峙してきた経済交渉史にみる日米戦後史の真実が明らかに!!


交渉官だからこそ知っている
国際交渉の舞台裏で繰り広げられる日米のつばぜり合い

「アジア危機の流れの中で、日本の大蔵省はアジア通貨基金(AMF)構想をまとめ、根回しを始めたのでした。……しかし、この構想を早い段階で察知したアメリカが反対に回ります。一九九七年九月一四日、土曜日の深夜、サマーズ財務副長官から、筆者の自宅に電話が入ります。『君は僕の友人だと思っていた』と切り出したサマーズは明らかに怒っていました。……」
(本文より)

目次

第1章 日本の独立をめぐる交渉

第2章 日本の「戦後」を終わらせた国際交渉

第3章 石油ショックと途上国債務問題への取り組み

第4章 日米円ドル協議と金融自由化に向けた交渉

第5章 プラザ合意と世界へ提唱した第一次宮澤構想

第6章 「外圧」と交渉した日米構造協議

第7章 日本の首相が「ノー」と言った日米包括協議

第8章 円高是正に向けた協調介入の真相

第9章 アジア危機、AMF構想をめぐる米国、アジア諸国との交渉

第10章 東アジア統合、TPPをめぐる交渉の真実

第11章 経済交渉にみた本物の交渉術

著者紹介

榊原英資(さかきばら えいすけ)

1941年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業後、大蔵省に入省。ミシガン大学で経済学博士号取得。IMFエコノミスト、ハーバード大学客員准教授、大蔵省国際金融局長、同財務官を歴任する。為替・金融制度改革に尽力し、「ミスター円」と呼ばれる。1999年、退官後、慶應義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、現在、青山学院大学教授、財団法人インド経済研究所理事長。『国家の成熟』(新潮社)、『仕事に活きる教養としての「日本論」』(アスコム)、『これからこうなる日本経済、世界経済』(日本文芸社)など著書多数。

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