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70歳が老化の分かれ道

若さを持続する人、一気に衰える人の違い

和田秀樹(著)

新書判/192ページ
2021年6月9日 発売/ISBN978-4-908170-31-7
発行・発売:詩想社
定価1100円(税込)

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内容紹介

団塊の世代もみな、2020年には70代となった。
現在の70代の日本人は、これまでの70代とはまったく違う。
格段に若々しく、健康になった70代の10年間は、
人生における「最後の活動期」となった。
この時期の過ごし方が、
その後、その人がいかに老いていくかを決めるようになったのだ。
70代に努力することで、要介護になる時期をできるだけ遅らせ、
晩年も若々しさを保つことができる。
ただ、70代には特有の脆弱さがあることも事実。
寿命の延びに、健康寿命の延びはいまだ追いついていない。
70代をうまく乗り切らないと、
よぼよぼとした状態で長い老いの期間を過ごすことになってしまう。
70代の人は、無自覚に過ごしていると、自然と老いは加速していく。
だからこそ、老いを遠ざけようと意図的に生活することが求められる。
老いを遅らせる70代の生き方とはいかなるものか。
日々の生活習慣から、医療とのかかわり方、健康管理についてなど、
自立した晩年をもたらす70代の健康術を老年医学の専門家が説く。

目次

第1章 健康長寿のカギは「70代」にある
・いまの70代は、かつての70代とはまったく違う
・もはや70代は現役時代の延長でいられる期間となった
・一気に老け込まないために、いちばん必要なもの
・70代に身につける「習慣」が、その後の人生を救う
・・・など

第2章 老いを遅らせる70代の生活
・働くことは、老化防止の最高の薬
・運転免許は返納してはいけない
・肉を食べる習慣が「老い」を遠ざける
・インプットからアウトプットに行動を変える効果
・70代の運動習慣のつくり方
・寝たきりにならない転倒リスクの減らし方
・長生きしたければダイエットをしてはいけない
・70代になったら、人づき合いを見直そう
・・・など

第3章 知らないと寿命を縮める70代の医療とのつき合い方
・いま飲んでいる薬を見直してみよう
・70代になったら注意すべき医師の言葉
・70代の人のかしこい医師の選び方
・70代のための「がん」とのつき合い方
・70代は「うつ」のリスクが高くなる
・認知症は病気ではなく、老化現象の1つだ
・・・など

第4章 退職、介護、死別、うつ……「70代の危機」を乗り越える
・定年後の喪失感をどう克服するか
・介護を生きがいにしない
・在宅介護より在宅看取りという選択肢
・配偶者や親との死別を乗り越えて生きるには
・高齢者のうつのサインを見逃さない
・・・など

著者紹介

和田秀樹(わだ ひでき)

1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって、高齢者医療の現場に携わっている。主な著書に『自分が高齢になるということ』(新講社)、『年代別 医学的に正しい生き方』(講談社)、『六十代と七十代 心と体の整え方』(バジリコ)、『「人生100年」老年格差』(詩想社)などがある。

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