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施設に入らず「自宅」を終の住処にする方法

最期まで暮らせる安心老後住宅のつくり方

田中聡(著)

新書判/192ページ
2021年8月4日 発売/ISBN978-4-908170-26-3
発行・発売:詩想社
定価1100円(税込み)

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内容紹介

病院、施設、それとも自宅か、
あなたは大切な人をどこで看取るか
そして、自分はどこで逝くのか・・・

よりよく生きたいと思えば
「よりよい最期」を求めることは当然のことだ。
しかし現在、人の最期においては、
医療、介護の関係者がかかわるだけで、
居心地のよさを追求する住環境の専門家の視点はほとんど加味されていない。
病院や施設などの自由が制限されるなかで、
その他、多くの人たちと一律に扱われて亡くなっていくことが、
はたしてその人らしい最期と言えるのだろうか。

一級建築士でありながら、自身で設計した介護施設の施設長も務めた著者は、
人間がその人らしい最期を迎えることができるのは、自宅しかないと考える。
要介護となっても、穏やかで上質な時間を過ごし、
尊厳ある最期を迎えることのできる終の住処のつくり方を説く。
安心老後住宅にするための戸建て住宅、マンションのリフォーム法や、
最期まで暮らせる新築住宅を提案。
さらには、介護施設長だった経験から、
よい介護施設、悪い介護施設の見分け方についても施設運営の裏事情とともに明かし、
理想的な「最期の居場所」を考察する。

目次

第1章 最期の居場所は「自宅」こそふさわしい理由
・変わる「特養」の最新事情
・サ高住が「常時満室」と「常時空室」に二極化する理由
・「サ高住」での実際の看取りケース
など

第2章 「介護施設に入るべきか」、?迷ったときに知っておくべきこと
・入居を迷っているのなら見学には絶対行ってはいけない
・離職者が多い介護施設のウラ事情
・問題介護をする人は施設にはどれくらいいるのか
など

第3章 それでも知りたい、よい介護施設・老人ホームの見分け方
・50件中2、3件しかないよい施設をどう見分けるか
・いま、いい施設でも、施設長の交代でまったく変わる
・高級老人ホームと安価な施設の違いはどこか
など

第4章 最期まで暮らせる安心老後住宅のつくり方
・最期まで暮らせる戸建ての改修
・最期まで暮らせるマンションの改修
・最期まで暮らせる住宅新築編
など

著者紹介

田中 聡(たなか さとし)

一級建築士、介護福祉士。1966年生まれ。東京理科大学大学院修了後、大手ハウスメーカー、地域ビルダー、設計事務所等で設計、営業に携わり、「家づくり」一筋約30年。1000件超の家づくり、リフォームに参画。理想の「終の住処」を実現すべく、サービス付き高齢者向け住宅を企画設計し、自身で施設長も務める。地域最速で満室となり、立ち上げ3年で事業黒字化を実現し、2019年には後進に道を譲る。現在は、建築士であり、介護施設の施設長も務めた経験をもとに、穏やかで、その人らしい最期を迎えることができる場所は、病院や施設などではなく、「自宅」しかないと考え、「終の住処コンサルタント」として活動。たとえ要介護になっても穏やかな老後生活を送り、尊厳ある最期を迎えることができる住宅の企画提案、情報発信をしている。
「終の住処 設計企画 」 banfoo@nifty.com

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