2014年12月05日発売/ISBN978-4-434-19940-0
発行:詩想社/発売:星雲社
定価:本体900円+税(品切れ中)
江戸、明治、大正、そして戦中、戦後…
日本人と仏教の知られざる近現代史!
廃仏毀釈と国家神道の時代から、
終戦後の創価学会、立正佼成会などの新宗教の勃興、
バブル期を背景としたオウム真理教などの新新宗教の台頭など、
仏教の近現代史をたどりながら、
奇跡的に今に至る日本仏教の特異性を明かし、
日本人の宗教が、いまどこに向かおうとしているのかを読み解く。
序論 伝来から千五百年、奇跡的に生き残った「日本仏教」
第1部 近世編~日本人と宗教のあり方は、近世において大転換した
◎宗教的権力が世俗的権力に敗れていった時代
◎戸籍係と死者儀礼を担うようになった仏教寺院 ……など
第2部 近現代編~明治維新、戦争、経済成長のなかで仏教は
◎敗戦による日本の宗教・信仰の大転換
◎戦後の新宗教の勃興
◎オイル・ショック、バブル、そして現代にいたる新宗教、新新宗教、既存仏教の展開 ……など
島田裕巳(しまだ ひろみ)
1953年東京都生まれ。宗教学者、作家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任。主な著作に、『日本の10大新宗教』、『葬式は、要らない』、『靖国神社』(幻冬舎新書)、『0葬』(集英社)、『仏像鑑賞入門』(新潮新書)、『比叡山延暦寺はなぜ6大宗派の開祖を生んだのか』(ベスト新書)等がある。