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もうひとつの日米戦後史

原爆投下から始まった欺瞞に満ちた戦後史

オリバー・ストーン ピーター・カズニック 鳩山友紀夫 木村朗(著)

新書判/256ページ
2020年5月30日発売/ISBN978-4-908170-27-0
発行・発売:詩想社
定価:本体1050円+税

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内容紹介

オリバー・ストーンが日本とアメリカの戦後史のタブーを暴く!

原爆投下から始まった欺瞞に満ちた戦後史の深層
第二次世界大戦、冷戦、湾岸戦争、テロとの闘い・・・
他国への干渉を続け、「欺瞞大国」化したアメリカと、
「アメリカの正義」を刷り込まれ盲従する日本の真の現代史を
『プラトーン』『7月4日に生まれて』でアカデミー賞監督賞受賞、
『JFK』『スノーデン』などの作品で国家のタブーに挑み続ける映画監督オリバー・ストーンと、
歴史家ピーター・カズニック、元総理の鳩山友紀夫氏、鹿児島大教授木村朗氏が解き明かす。

目次

第1章 原爆投下から始まったアメリカ欺瞞大国化の歴史
ヘンリー・ウォレスが大統領になっていたら原爆投下はなかったのか
第二次世界大戦とは何だったのか
第二次大戦でドイツと日本を破ったのはアメリカではなくソ連だ
1992年、国防計画ガイドラインに示されたアメリカの恐ろしい世界戦略
「9.11」で顕在化した「アメリカの恐怖」
・・・など

第2章 第二次大戦、冷戦・・・刷り込まれたアメリカの正義
大統領でも総理大臣でもない何者かが国を動かしている
アイゼンハワー大統領の危惧したことがいま、世界中で起きている
米軍占領中に、原爆投下を批判した日本の政治家
アメリカ側に立った報道を刷り込まれている日本人
本来、冷戦終結で、NATOも日米安保も解消されるべきだった
・・・など

第3章 「対米追従」によって隠された日本現代史の真実
二面性こそ、アメリカという国の本質
市民革命のように見せかけて、他国の政権を転覆する常套手段
小泉政権がイラク戦争へ加担した経緯を再検証しなければならない
日本国民もアメリカに盗聴されているというスノーデンの証言
総理大臣もままならない「対米従属構造」の実態
・・・など

第4章 他国への干渉を続ける「アメリカ例外主義」の時代
まだヒラリーのほうがましだと言われるトランプ大統領の本当の危険性
クリミア問題で策動したのはアメリカである
朝鮮戦争が、いまの日本の対米従属を決定づけた
沖縄の運動が、世界各国の反米軍基地運動の先頭にいる
原爆投下はアメリカの戦争犯罪、憲法九条はアメリカの良心である
・・・など

著者紹介

オリバー・ストーン

1946年、ニューヨーク市生まれ。アメリカの映画監督・脚本家・映画プロデューサー。ベトナム戦争で陸軍兵として従軍した経験をもとに、代表作『プラトーン』と『7月4日に生まれて』で戦争の非人間性を暴き、アカデミー賞監督賞を2度受賞した。さらに、『JFK』、『ニクソン』では、米国の政治の暗部を描き、『ウォール・ストリート』では資本主義の腐敗を告発した。新作には『スノーデン』、『オリバー・ストーン オン プーチン』などがあり、現状肯定派の間で物議をかもしながらも、監督としてタブーに挑み続けている。



ピーター・カズニック

1948年、ニューヨーク市生まれ。アメリカン大学歴史学教授、同大学核研究所所長。長期にわたって反戦や社会正義のための活動に携わってきた。1995年以来、同大学の学生を引率して広島・長崎への学びの旅を続けている 。



鳩山友紀夫(はとやま ゆきお)

1947年生まれ。一般財団法人東アジア共同体研究所理事長。公益財団法人友愛理事長。東京大学工学部卒業、スタンフォード大学工学部博士課程修了。1986年初当選。93年細川内閣で官房副長官を務める。2009年民主党代表、第93代内閣総理大臣に就任。政界引退後は東アジア共同体の構築を目指し、友愛を広めたいという思いで、由紀夫から友紀夫に改称し執筆や講演活動などを行っている。著書に『脱 大日本主義』(平凡社)などがある。



木村 朗(きむら あきら)

1954年生まれ。鹿児島大学法文学部教授。日本平和学会理事、東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会共同代表、国際アジア共同体学会常務理事。『危機の時代の平和学』など著書多数。

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